いまさら中国包囲網？（谷間の百合） - 七転八起Shichitenhakki

2016/12/08 (Thu) 13:36:56

http://taninoyuri.exblog.jp/26211148/




総理はこの２７、２８日に真珠湾での慰霊式に出席し、その後オバマ大統領と会談しますが、もう終る人とどんな話があるのか不思議に思います。
きょうの新聞が、１月中旬に、総理がオーストラリア、インドネシア、フィリピン、ベトナムの４ヵ国を歴訪することを報じています。
外国訪問の新記録でも作りたいのか、よく出かけられるものです。
しかし、オーストラリア、インドネシア、ベトナムは、それぞれ潜水艦、新幹線、原発の受注獲得に失敗した国であり、すでに政治、経済共に中国へシフトしています。
フィリッピンだって、これからは米、露、中の時代だと分かっています。
ひとり日本だけが方向感覚を失って逆行していっているのが恐ろしくもあり悲しい。
総理がそれら４ヵ国を訪問するのは、明らかに中国包囲網の再構築を意図したものです。
ＴＰＰと同じで、失敗するのが分かっていても突き進まざるを得ない何かがあるのでしょう。
中国包囲網は、アメリカの戦略、つまり、日中を戦わせて漁夫の利を得るという戦略ですが、いまは財閥、財界がそれを強く望んでいるのです。
もしかしたら、総理は受注の失敗を中国包囲網で取り戻せと財界から脅されているのかもしれません。
完全に財界の操り人形です。

戦前の「大東亜共栄圏」も、共栄ではなく、中国大陸の資源略奪や消費拡大が目的だったのではないでしょうか。
同じことを経済界は企んでいるようです。
考えてみれば、戦争の影の主役はいつだって財閥だったのです。
労働者、消費者あっての会社企業なのに、経営者が両者を無視するのは、もう軍需産業に移行しているからだとしか思えません。
軍需産業は国家の事業だから、もう、労働者や消費者の機嫌を取る必要はないということです。
戦前の財閥がいつのまにか息を吹き返していたのです。
まったく、戦前と寸分違わぬ道程です。