マクロン旋風にブレーキ　仏上院選、労働法制見直し逆風(ブラック朝日) - ryuubufan

2017/09/25 (Mon) 11:36:30

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170925-00000014-asahi-int



マクロン旋風にブレーキ　仏上院選、労働法制見直し逆風

9/25(月) 10:11配信

朝日新聞デジタル

　フランス上院（元老院）選が２４日投開票され、マクロン政権与党の「共和国前進」は議席を積み増せなかった模様だ。仏上院選は地方議会議員らが投票する間接選挙。マクロン氏の与党は地方の基盤が整っていないうえ、国民に反発が強い労働法制の見直しが逆風になった。大統領選、下院（国民議会）選と続いた勢いにブレーキがかかった。

　上院（定数３４８）は３年ごとに、ほぼ半数ずつ改選する仕組みで、今回は１７０議席を争った。

　ＡＦＰ通信の集計（２５日未明時点）によると、２９議席だった「前進」は、非改選（１０議席）とあわせて２８議席にとどまる見通しだ。これに対して、地方に根を張る中道右派・共和党は１７議席増の１５９議席を確保。右派系全体で２００議席超を押さえたという。社会党は５減の８１議席、右翼・国民戦線（ＦＮ）は横ばいの２議席だった。

　マクロン氏は４～５月の大統領選の後、６月の下院（国民議会）選でも単独過半数の３００議席超を確保していた。だが、労働市場改革や財政健全化に向けた歳出カットなどが、国民や地方自治体の反発を招き、支持率も下がっている。

　フランスでは、立法の優先権は下院にあるが、上院は法案の修正などを求める権限を持つ。