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先制攻撃が圧倒的に有利 本音が出た安倍氏 専守防衛を放棄して北朝鮮攻撃の機(猪野 - 七転八起Shichitenhakki

2018/02/19 (Mon) 22:25:44


先制攻撃が圧倒的に有利 本音が出た安倍氏 専守防衛を放棄して北朝鮮攻撃の機会をうかがう これでは戦時体制だ(弁護士 猪野 亨のブログ)
http://inotoru.blog.fc2.com/blog-entry-3291.html





※転載元リンク箇所あり


 
 北朝鮮による核開発は相変わらず進んでいるようです。米国トランプ氏と安倍氏は、対話路線を拒否し、とにかく北朝鮮を軍事的に脅せば核開発を放棄するかのような対応をエスカレートさせています。
 特に安倍氏は、平昌オリンピックに出掛けていって韓国文在寅大統領に対し、米韓軍事演習を延期するななどという内政干渉まで行って対話路線に難癖をつけている有様です。
 北朝鮮指導部を恫喝してみたところで、核兵器開発を放棄することはない、これは自明のことです。軍事力で劣勢な北朝鮮が最後のよりどころにするのは核兵器とミサイルです。これで米国からの攻撃を抑止できるという思いこそが、核兵器開発に固執させているのです。北朝鮮指導部が求めているのは自身の身の安全です。これが保障されない限りは北朝鮮指導部が核兵器開発を放棄するはずもないのです。
 米英の武装解除の要求に従っても攻撃され、さらには死刑を執行されたイラク・フセイン大統領の例を思い起こせば、北朝鮮指導部の危機感は相当なものでしょう。

 安倍政権による恫喝は、さらにエスカレートしています。
 敵基地を直接、攻撃できる巡航ミサイルの導入を決めました。巡航ミサイルを配備することは、敵基地に向けて常に照準を合わせているという意味があり、専守防衛の枠を取っ払ってしまうものです。
「巡航ミサイルに空母とは 憲法9条改憲を既に先取りしている 安倍氏が憲法に書き加えようとしているのは他国攻撃型の自衛隊だ」

 そしてその本音が安倍氏の口から語られました。
「首相、先制攻撃が圧倒的に有利」(赤旗新聞2018年2月15日)

※画像


 安倍氏は国会で、このように答弁しているのです。
 安倍氏は軍師気取りなのですが、本当に危ういと言わざるを得ません。
 ここでの一番の問題は、その先制攻撃の時期を攻撃する側が選択できるという点です。実際に北朝鮮が日本に向けて攻撃するかどうかは問題ではありません。あくまで日本の指導者たちが、北朝鮮が日本に攻撃を行おうとしていると判断すれば、それが先制攻撃の瞬間ということになります。そこに根拠はどうでもよく攻撃を企図していたと強弁すれば足りるからです。
 安倍氏の答弁に対する批判の中には、パールハーバーを教訓として挙げているものもありますが、今時の先制攻撃は敵国に対して圧倒的な軍事力によって短期間で勝敗をつけてしまおうというものですからパールハーバーは批判としてはあまり的確とはいえません。
 むしろ安倍氏は、それを可能とする程度の軍事力を装備したいということでもあります。
 安倍氏が思い描いているものは、日本が北朝鮮に対して圧倒的な軍事力を持ち、そして先制攻撃の時期はこちらで決めるという、まさに米国と同じようなことをしたいということです。
 北朝鮮指導部を恫喝している限りは核兵器開発は絶対に止めないということを前提に先制攻撃ということであれば、日本が軍事力増強といつ巡航ミサイルを発射するかもわからない危険な状態になるということです。
 戦時体制そのものになりかねません。安倍氏が突き進もうとしている未来は、非常に日本国民の生存すらも脅かす非常に危険なものです。

 このような目的がある中で憲法9条が改憲されたらどうなるのか、非常に恐ろしい時代がやってくるということです。


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