自民党は無責任な者の集合体　多様性があるから候補者ごとに政策がバラバラ？（弁護士 猪野 - 七転八起 Shichitenhakki

2025/07/12 (Sat) 15:04:40

自民党は無責任な者の集合体　多様性があるから候補者ごとに政策がバラバラ？（弁護士 猪野 亨のブログ）
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　今回の参議院選挙では消費税減税が１つの目玉になっています。各党によるバラマキ合戦と言われるものの中の１つです。
　消費税は最悪の大衆課税、逆進性が酷く、金持ち優遇のためのものです。社会保障費の増大が理由ではありません。
　それが今や大衆受けするため消費税減税を言い出すようになりました。

　しかし、そこに財源論がありません。恐らく財源論では共産党が主張する大企業に対する課税強化、防衛費削減くらいなものではないでしょうか。
　もちろん私も消費税減税、廃止には賛成です。これほどの不公平税制はないからです。
　個人が働くのと大企業とでは集金能力が全く違います。カネの力は絶大であり、それが資本主義です。しかし、その資本主義を維持したいなら大企業に対する累進課税は当然のことです。
　しかし、大企業に対する課税強化を口にできず、バラマキを主張するのはかなり政党としては無責任です。
　有権者がこのような傾向を好むとなるとかなり由々しき事態です。
　背景にはこれは今まで自民党がバランスを欠いた利益誘導型政治を推進してきたために不公平感が大きくなっていたということがあります。しかも実際に大衆の生活は厳しくなっています。賃金が上がらない、物価高ですから大変な状況です。


　一番問題なのは自民党です。候補者が消費税減税などと言っています。
「避けて通れない税と社会保障、候補者の考えは?　毎日新聞アンケート」（毎日新聞2025年7月11日）
「参院選の公約を策定する際、与党内でも減税を求める声が根強かった。こうした事情を反映し、自民の14％、公明党の13％は「食料品の税率をゼロにすべきだ」と回答。自民には「全ての税率を5％に引き下げるべきだ」が3％、「消費税を廃止すべきだ」も4％おり、党内で考え方に幅がある。」

　政党としての公約を掲げ、有権者の審判を受けるというのに「党内で考え方に幅がある」というのは意味不明です。候補者が自分で好き勝手言っているだけ、要は無責任です。票だけが欲しいという自民党候補ならではのもので最低、最悪の行為です。これを自民党では多様性というそうです。
「NHK与野党論戦で火花！自民・木原氏「私どもは共産党さんと違って」→共産・小池氏「無責任な政党だ」」（スポニチ2025年7月5日）
　NHKのサタデーウォッチでのやり取り。
　自民党の木原誠二氏
「私どもは共産党さんと違って党の中に多種多様な意見がある。それを外に表明していただいてもいいので、そういう意味ではそれは自然なこと」とチクリ。「党としては消費税減税はしないとは明確に総理も幹事長も、私も申し上げる」とし、減税には半年～1年かかるため物価高対策にはならないという従来の説明を口にした。」
　当然、共産党の小池晃氏の反論が来ます。
「選挙の最中に党内に多種多様な意見がある。だったら国民は何を基準に選べばいいんですか？こんな無責任な話はない」

　一番のバラマキをやっていたのが自民党。給付金もそうですが、公共事業という名の予算の垂れ流し。自民党は極めて無責任な人たちの集合体です。