高市さんでなくてよかった！！ （谷間の百合） - 七転八起Shichitenhakki

2024/10/16 (Wed) 23:32:44

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元通産官僚の古賀茂明さんが、アエラに「ぐちゃぐちゃになった自民党内部で今起きていること、『裏金議員』叩きのウラで進む石破降ろしのための『落選運動』」を寄稿しています。
高市さんが急浮上した理由について細かく分析されていますが、わたしが関心をそそられたのが、自身とのやり取りである候補が言ったことでした。

その候補は、彼女の手法をワイマール体制下でナチスが政権を握ったことになぞらえたそうです。
それを受けて古賀さんはこう言っています。
「実は、これが、今日本で起きている非常に危険な構造的な変化なのだ」と。
こういう発言をした候補者が小泉進次郎さんや小林鷹之さんでないことは確かでしょう。
石破さんを除いては林さんか加藤さんくらいでしょうか。

わたしはそれを聞いて瞬時に理解しました。
ナチス政権は民主的、合法的に選ばれたと言われているのは、あくまで結果を表層的に見て言っていることです。
それまでに、ナチスは何をしてきたかが問題です。

第一次大戦に敗れたドイツには天文学的な額の賠償金が課されました。
失業者が街に溢れ、軍備を制限されたことで多くの軍人が失職したということです。
そういうところから生まれた社会的不安をナチスはユダヤ人や共産主義者のせいにすべく世論を誘導したのです。
悪いことはすべてユダヤ人が原因だと。

日本も今、中国人を無制限に入れ、不法クルド人を放置したいますが、勘繰れば、政治への不満を外国人に向けさせるのが目的のように思えます。）
権力者や支配者の考えることは大体そんなところでしょう。
右傾化は、早いうちに芽を摘んでおかないとあっという間に燎原の火になります。
右も左もないのです。
権力がただ国民を洗脳して従わせたいだけです。

高石さんは総裁選の２日前の９月２５日の秋の例大祭に、大向こうと言うか支持者に見せつけるように靖国を参拝しました。

わたしは、石破さんの靖国についての考えをどこかで読んで唸りました。
こう言っていました。

戦死者の約束の一つは天皇が靖国に参拝することであり、政治家が参拝するのは事の本質ではない。
その天皇がなぜ参拝を取りやめられたのかを考えるべきであり、天皇が行かれる環境を作るのが政治家のつとめではないか。

わたしがいつも言ってきたことですが、天皇や総理大臣の靖国参拝をいちばん不快に思っているのはアメリカだということです。
おそらく、相当な圧力が皇室や官邸にかかっているのではないでしょうか。
アメリカはそれを隠すために、中国と韓国が反対、反発しているように（それも確かですが）世論操作をしたのです。
国民は他愛もなくそれを信じて中国と韓国に悪感情を向けました。

中国は、悪いのは指導者であって国民ではないとして戦後賠償を放棄しました。
それが念頭にあったかどうかは別に、昭和天皇は恐らくA級戦犯が祀られていないのを唯一の言い訳というか根拠にして参拝をされていたのではないでしょうか。
参拝を取りやめられたのは、A級戦犯が合祀されてからだったと思いますが。

石破さんの言う、天皇が参拝できる環境を作るのは容易なことではありません。
その前提として、まず日本は主権を回復して独立しなければなりません。
石破さんはそれを言っているのだと思います。

高市さんの靖国参拝は天皇をないがしろにした行為です。
自分の行為がどれだけ僭越で不遜で醜悪であるのか分からないくらい、彼女は舞い上がっています。
桜井よし子さんも高市さんもそれが分っていません。
「誇りを持て」とか、「世界のてっぺんに立ちたい」とか、属国の身で何をバカなことを言っているのかと。

彼女たちは一度も独立を言ったことはありません。
属国のままで、誇りを持てと言っているのです。
自分たちが筋の通らないことを言っていることも分からないのです。
ファンとか支持者によって狂わされて行ったのだろうと推察します。
有名になることの怖さです。

古賀さんが、高市早苗帝国ができるかもと想像するだけで「身の毛がよだつ」と言っていますが、わたしも同感です。