ロシア・ウクライナ戦争　まずは即時停戦　人の命は誰もが大切されるべきもの（弁護士 猪野 - 七転八起Shichitenhakki

2025/01/05 (Sun) 15:02:03

ロシア・ウクライナ戦争　まずは即時停戦　人の命は誰もが大切されるべきもの（弁護士 猪野 亨のブログ
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　ウクライナでは領土を失っても良いから停戦を求める声が増えています。
「「ロシアの占領続いてもＥＵ・ＮＡＴＯ加盟で真の安全保障確保」…ウクライナ世論調査、６４％で最多支持」（読売新聞2025年1月4日）

　ＮＡＴＯかＥＵの加盟で安全保障がはかられるならという条件付きの案ですが、ＥＵはともかくロシアがもともとウクライナに対して軍事侵攻した目的はウクライナのNATO加盟阻止ですから、これで停戦が実現できるとは思えません。

「ウクライナ軍外国人部隊「自殺的任務」で離脱者増加　疲弊と混乱、台湾人兵士が証言」（産経新聞2025年1月4日）

「ウクライナ兵士約1700人が脱走か　国家捜査局が捜査始める～AFP通信」（日テレ2025年1月3日）

　以前、外国人の傭兵について、ロシアではとんでもない扱いをしていると言われていましたが、どちらも同じレベルなのでしょう。
　前戦に放り込まれるウクライナ人にとっても、もはや大義はないということです。分析としてはトランプ氏が次期大統領に決まったことで、停戦論は加速していることは誰もが否定できないところだと思います。
（一部のリベラル派は、この事実さえも否定しています。よほど戦争が好きなのでしょう。自分では決して前戦には行かないことが保障されているから。）



　ウクライナにとって勝ち目はない、ということが誰の目から見てもはっきりした以上、ウクライナ国民にとってこれ以上の戦死者を出すことは問題だと考えるようになったのでしょう。
　少なくとも自分が戦場に行かなければ構わないなどという発想は、あまりに無責任です。
　自分のことは自分で決める、ましてや命に関わることであれば他人にどうこう言われる筋合いのものではありません。それが例え、同じ国の「仲間」であろうともです。
　脱走兵は日本でいえば銃殺です。
　ウクライナではそうではないでしょうが、脱走した兵士は、それこそ最前線に放り込まれることになりそうです。そうしないと誰もが脱走します。
　この脱走は卑怯だと思いますか。
　脱走という言葉は不適当ですね。
　自分の命を守る行動です。どうあろうと誰に何を言われようと生き延びるべきです。
　そして、それはお互いに理解しなければならないことです。自分だけが助かればいいという発想ではありません。
　ましてやナザレンコ氏にように安全なところから「愛国心」を煽り、ウクライナ国民（今のナザレンコ氏にとっては他国民）を死においやることでもありません。

　あともう1つ、NATOはウクライナを守ることはありません。それこそ自分がかわいいからです。ウクライナのためにNATOが自国民を死の危険にさらすことはありません。ウクライナ国民は、NATOに加盟すればNATOが守ってくれるという幻想は捨てなければなりません。
　即時停戦しかりません。