言論統制社会が身近に感じられるようになった。（谷間の百合） - 七転八起 Shichitenhakki

2025/06/21 (Sat) 22:02:38

https://taninoyuri.exblog.jp/33766073/





きのうは国分太一さんのコンプラ違反のニュースが駆け巡りました。
しかし、日テレの社長がプライバシー保護を盾に違反の事実については一切口を固く閉ざしたので、マスコミだけでなく視聴者にもフラストレーションが積もりました。

フジの二の舞になることを恐れて迅速な対応をとったのでしょうが、これでは日テレの組織を守っただけだと思われても仕方ありません。
何のための会見だったのでしょう。

国分さんのコンプラ違反はなぜ浮上してきたのでしょう。
被害者がいて、その人物が訴えを起こしたのでしょうか。
日テレは、お上や世論を恐れて自らの首を絞めるようなことをしたとは思いませんか。

不倫ではなさそうでうが、かりに不倫だとしても、それは犯罪ではなく世論が裁くことでもありません。
石田純一さんがいみじくも「不倫は文化」だと言いましたが、わたしがそれに加えて言うならば、「自由のないところに文化は生まれない」ということです。
実際、芸術や文学から不倫を除いたら、墨で塗りつぶした公文書のようになるでしょう。

わたしが江戸時代を自由闊達な時代だと感じるのは、あらゆる文化が花開いた日本のルネッサンスだと思っているからです。
左翼の歴史家が言うような、江戸時代を封建社会で階級制度に苦しんでいるというのが明らかに間違っている証拠がそういうことです。
自由のないところに文化は生まれません。
共産主義国家を見れば分かることです。

考えてもみてください。
結婚したら一切異性と関係を持ってはいけない社会がいいと思いますか。
人間はそういう風に出来ていないのではありませんか。
自分は不倫願望を持ちながら配偶者がそれを持つことをどうして咎められるでしょう。
だれだって願望くらい持ってもいいではありませんか。
長い人生なのです。
魔が差すことだってあるでしょう。

コンプラでここまで厳しく対応するのはなぜだと思いますか。
わたしは戦時体制にもっていくための環境つくりだと思っています。
戦争中の言論統制は徹底していました。
そういう社会にしようとしているのは明らかです。
息の詰まるような社会になるでしょう。
世論が人を裁くことを国は利用するのです。

だから管理社会にしないために、人を裁いてはいけないのです。
みんな自由なのだと思うことです。
自由とは苦しいことでもあります。
わたしはその苦しみが社会を成熟させていくのだと思っています。

たとえば、配偶者の不倫は耐えがたい苦しみをもたらすでしょう。
しかし、それが人生です。
人生を否定することはできません。
まして、国が介入することではありません。