【50％のトランプ関税にブラジル大統領が反発、取引相手はいくらでもいる】(X：Sputnik日本) - 七転八起 Shichitenhakki

2025/07/11 (Fri) 14:00:20

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ブラジル政府は米国がブラジル製品に50％の関税を発動すると発表したことを受け、関税の相互主義を放棄しない方針を示した。

ルラ大統領がテレビ局「レコード」の取材で語ったところによると、米国との貿易はブラジルのGDP全体にとってわずか1.7％に過ぎず、重大ではないとのこと。

トランプ大統領が公表した書簡によると、米国は8月1日から全てのブラジル製品に50%の輸入関税を課す。また、BRICSの「反米」政策を支持する国には例外なく10%の追加関税を課す。

ブラジルは米国が発表した新たな関税措置について合意に至らない場合、8月1日から米国製品に同等の相互関税を課すとしている。

ルラ大統領は米国との良好な関係を維持したいとしながらも、自国の主権は擁護すると強調した。ルラ大統領によると、ブラジルに対するトランプ大統領の非難は根拠がないという。米国は過去15年間にわたって二国間貿易で4100億レアル（750億ドル以上）の黒字を維持してきたとのこと。

そしてグローバルサウス諸国は北半球諸国の利益に従属することに疲れたとし、独立した外交政策と公正な経済秩序を求めると述べた。

「北半球に従属することには疲れた。政策の独立性を求める。より自由な貿易を求める。すべて順調だ。全ては良くなる一方だ。私たちはすでに独自の通貨を発行する可能性、あるいは、ドルを使わずに各国の通貨を貿易に使う可能性について議論している。私たちにはドルを印刷する機械がない。それを持っているのは米国だけだ」

ルラ大統領は、BRICS首脳会議における米国批判がトランプ関税の引き金になった可能性があるとの指摘を否定、ブラジルは自らの主権を行使しているにすぎないと反論した。