【政界地獄耳】連合の芳野降ろしもできない立民・国民　関係断った方が両党はやりやす(日ス - 七転八起 Shichitenhakki

2025/10/01 (Wed) 14:32:36

【政界地獄耳】連合の芳野降ろしもできない立民・国民　関係断った方が両党はやりやすくなるのでは（日刊スポーツ）
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202510010000113.html





★自民党は思い通りにいかない首相・石破茂の退陣報道をフライングで出したり、御用メディアや御用評論家も大活躍。もしかしたら農相・小泉進次郎の陣営が使ったステマ攻撃と同様の作戦もあったかもしれない。いずれにせよ、ありとあらゆる術を使い引きずり降ろしたが、ある政界関係者が言う。「自民党はあれほどまでに、国民そっちのけで石破降ろしに明け暮れている。立憲民主党や国民民主党は、考えも政策も影響力も薄れているのに自民党にすり寄っている連合会長・芳野友子の3選阻止をなぜしないのか」。

★今月で任期満了となる執行部人事について、金属や機械などの企業の労組「JAM」（ものづくり産業労働組合）出身で現在2期目の芳野について、連合の産業別組織トップらでつくる「役員推せん委員会」が推薦を決めた。同委員会は「春闘で2年連続5％台の賃上げを実現する環境を整えたほか、ジェンダー平等の推進や内外への発信力から、会長にふさわしいと判断した」とした。7～8日に開かれる定期大会で決定する。

★先の参院選で連合は立憲・国民両党との候補者調整でまとめきれず、国民は若者人気など、連合に頼らず議席を伸ばした。一方、東京選挙区で立憲が現職2人を擁立したものの、1人が任期3年となる7位当選と都市部での強みが生かせなかった。また自民党幹部と芳野が飲食を重ね連合幹部や政党幹部からも不快感が示されてきた。立憲・国民が消費税減税を掲げたが連合は消費税増税を政策に掲げていて全く相いれず、参院選総括では「連合方針との乖離（かいり）が生じた」を原案に書き込み、採決で削除した。それでいて両党が連立入りを模索すると「容認できぬ」と連合の都合が色濃い。今選挙で組織内候補が獲得した個人票も132万票程度と強力な組織力などとはいえず、「実際は自民党や参政党に連合の票が流れている」（選対関係者）。これでは連合と関係を断った方が両党はやりやすくなるのではないか。または芳野降ろしが起きてもおかしくないが、今やどこにもそのパワーはない。（K）※敬称略