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欧米の圧力を跳ね除け、ロシアとインドが連携を深めている 《櫻井ジャーナル》 - 七転八起 Shichitenhakki

2025/12/05 (Fri) 22:56:26

https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202512050000/





※転載元リンク箇所あり


 ウラジミル・プーチン露大統領が12月4日、ニューデリーに着いた。ドナルド・トランプ米大統領はインドとロシアの接近を妨害するために経済的な圧力を加えたが、効果はなかったようだ。軍事やエネルギーについて話し合うと見られている。

 8月31日から9月1日にかけて天津でSCO(上海協力機構)の首脳会議が開催され、24カ国と9国際組織の首脳が参加した。その際、ロシア、中国、そしてインドの結束が世界にアピールされている。会場から引き上げる際、プーチン大統領はインドのナレンドラ・モディ首相を自身のリムジンへ招き入れ、親密さを示した。ロシアとインドの二国間会談でロシアの通訳は英語でなくヒンディー語を使ったことも話題になった。


 この会議が始まった8月31日、テレンス・アーベル・ジャクソンと名乗るアメリカ人の死体がダッカにあるホテルの客室で発見された。

 ​インドのメディア、ノースイースト・ニュースによると、ジャクソンは米陸軍第1特殊部隊司令部に所属、8月27日にチェックインしていたとされているが、予約依頼はアメリカ大使館の関係者からウェスティン・ホテルの営業部へ送られていたという​。ジャクソンはバングラデシュ軍の将校を訓練しているチームのひとりだったとも言われているのだが、第1特殊部隊司令部の広報担当者はジャクソンが同部隊に所属していたとする報道を否定している。

 ​死体が発見された後、午後12時半頃にアメリカ大使館の職員3名がホテルを訪れ、大使館との関係について話さないように指示したという​。大使館は死体を8月31日の午後6時半頃には運び出した。この出来事が注目されたのはタイミングだ。天津でプーチンがモディを自身のリムジンへ招き入れた理由についても噂が流れている。

 インドがロシアとの関係深めている現在、バングラデシュはアメリカにとって重要な国になっている。この国では昨年6月から8月にかけて、学生が主導する反政府運動が激しくなり、インドや中国と友好的な関係あったシェイク・ハシナ政権が倒され、ムハマド・ユヌスを首席顧問とする暫定政府へ移行している。

 ベネズエラの反政府活動家マリア・コリーナ・マチャドはノーベル平和賞の受賞が決まっているが、ユヌスはアルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞(ノーベル賞ではない)を受賞しているのだが、トム・ハイネマンが2019年に制作した「マイクロ債務」というドキュメンタリーによると、高利貸しと言える人物だ。商業銀行の金利が通常12から13%のところ、ユヌスが1970年代に設立したグラミン銀行は30から40%。こうした高利で借りた人は返済のため、さらに高利の業者からカネを借りなければならず、多くの貧困層を借金漬けになった。

 アメリカはベンガル湾の北東部にあるセント・マーチン島に注目、この島に軍事基地を設置し、ミャンマーの港湾を利用している中国に対抗しようと計画していたが、ハシナは昨年5月、外国の軍事基地許可を拒否していた。

 バングラデシュはアメリカ海軍にとって重要な物流拠点になる可能性があり、同国の海軍基地は中国とインド洋をつなげるCMECを監視できるとアメリカは指摘、マラッカ海峡のコントロールにも役立つとも考えているようだ。

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